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本田健 恋愛・パートナーシップQ&A③「告白しても、『ゴメン、友達でいたいと思うの…』と言われてしまうんです。」

time 2016/05/12

本田健 恋愛・パートナーシップQ&A③「告白しても、『ゴメン、友達でいたいと思うの…』と言われてしまうんです。」

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本田健 恋愛・パートナーシップQ&A

「告白しても、『ゴメン、友達でいたいと思うの…』と言われてしまうんです。」

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<質問>

「私は32歳の会社員です。いいなと思う女性と2人でご飯を食べに行くことまではできるのですが、告白しても毎回『ゴメン、友達でいたいの…』と言われてしまい、なかなかお付き合いが始まりません。健さん、どうしたらこんな僕に彼女ができるのでしょうか。」
<本田健からの回答>

これには男性バージョン・女性バージョン、それぞれあるのですが、こういうケースは「友達以上、恋人未満」になっているということなのです。

2人きりで食事に行くのですから、やはり好意がないとわざわざ誘いませんよね?嫌いだったら、一緒にご飯には行かないのです。でも、彼氏のランクには届かないわけです。つまり、友達としてはオッケーでも、彼氏としての魅力は感じられないということなのです。男性として、あるいは女性としては見られていないということです。こういう場合、共通して見られるのは、セルフイメージが低く、自分の女性、男性としての価値を自分で認めていないという特徴です。

ちゃんと彼氏/彼女としてお付き合いを始めるためには、やはり自分の女性性・男性性をしっかり受け入れて、自分に対してある程度自信を持たないと、なかなかそのステップには行きつけません。こういう方は、「私は男性に好かれて当然よ!」、「僕と一緒にいる女性は幸せさ!」という、ある意味傲慢なぐらいのところまで行くくらいでちょうどいいのです。このタイプの人はそれぐらい思わないと、ちょうどいい感じのところに落ち着けません。つまり、それでようやく卑下するでも傲慢でもなく、等身大に自分の魅力を受け止められるということです。「どうせ僕なんか振り向いてもらえない」、「私の魅力じゃ足りないんだわ…」と思っていたら、不思議や不思議、相手もそう思ってしまうのがパートナーシップの面白いところ。ですから、相手の「友達ならいいけど…」という反応は、あなたの魅力に対する絶対的評価ではないということです。あなた自身が「自分には大した魅力はない」と思っていることが、相手という鏡に映って見えているだけです。

さて、では自分の魅力に対する評価の低さを、どう高くしていったらいいでしょうか?シンプルな方法があります。朝起きて鏡を見たら、そこに映る人に「何て素敵な人なの!」「君はカッコイイねぇ!」とたくさんの賛辞を送るのです。最初は表面的なところから始めて、徐々に人間としての魅力や才能なんかも言ってあげてください。これをできれば1日3回はやって、まず1週間続けてみます。それでグロッキーなら少し休憩を入れても構いませんが、そのまま1ヶ月、2ヶ月と続けてみましょう。心から言えるようになるまで続けます。

それで本当に、見違えるように魅力的になった人を何人も知っています。素敵なパートナーを得た人もいます。失うものは何もありませんから、ゲームだと思って気楽にやってみてください。

さて、内面のワークだけでは実際の交際が始まりませんね。行動も取っていく必要があります。その際の注意点は、いきなり交際を申し込んだりしないことです。素敵だなと思っても、できれば、友達としてごく気楽に一緒にいられるような関係にとどめることです。友達としていろいろなものを分かち合える関係を先に作ることです。

僕の知り合いでこんな人がいます。この女性はある男性と4年間ずっと友達付き合いだったのですが、ある瞬間に突然この人以上の男性は現れないと悟って、急に彼を男性として見られるようになったと言います。そこから2人の関係はパートナーシップに発展したと言っていました。今はとても幸せにしています。

「この人といるのは本当に自然で楽」と感じられたり、お互いに分かち合っているものの大きさが自覚できた時に、この人とずっと一緒にいたいと思うんです。その時パートナーシップが始まるのです。ですから、あなたがこういうタイプの方でしたら、徐々に友達としての関係を深めていくことで、突破口を開くのが一番いいと思います。

いずれにしても、パートナーシップは長期戦です。早く始めても、遅く始めても、通る道は同じ。自分の魅力に惹かれて、パートナーに選んでくれる人は必ず見つかると信じて、気持ちを楽にして進んでください。

本田健の人生相談『DearKen』パートナーシップ編