本田健の「パートナーシップ」特設サイト

ジョン・グレイ博士来日&本田健の著作シリーズ700万部突破を記念した特設サイトです

本田健 恋愛・パートナーシップQ&A②「パートナーと仕事/ライフワークのバランスを取るには?」

time 2016/05/12

本田健 恋愛・パートナーシップQ&A②「パートナーと仕事/ライフワークのバランスを取るには?」

○●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●○

本田健 恋愛・パートナーシップQ&A

「パートナーと仕事/ライフワークのバランスを取るには?」

○●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●○

 

<質問>

起業して4年目です。仕事は順調で、会社員だったことに比べると、ぐっとライフワークに近くなりました。結婚して7年になりますが、子どもはまだいません。仕事が快調だと、妻の機嫌が悪くなるように思えます。「何で仕事ばっかりするの?」言われることもよくあります。 たしかに、彼女より仕事を優先しがちな自分がいます。パートナーと仕事のバランスを取るには、どうしたらいいでしょうか?

 

<本田健からの回答>

起業して4年目ということは、だいぶ安定してきていますね。おめでとうございます。

そうすると、当然仕事に対して自信も出てくるし、やればやるほど結果が出るので、自己重要感が満たされるので、ますます仕事にのめり込むサイクルができあがります。

 

でも、パートナーシップはそう簡単にはいきません。パートナーには評価されることもあれば、ボロクソに言われることもあるからです。結婚して7年も経てば、おたがいへの感謝やいたわりよりも、文句の方が多くなる時期でもあります。

仕事で忙しい時に限って、「どうしてこっちを向いてくれないの?」光線が突き刺さってきます(笑)。相手も、素直に寂しいというかわりに、態度にヒネリを加えてきますから、あなたとしては彼女のことがウザくなったり、重たくなったり、仕事の邪魔をされているような気分になるのもわかります(笑)。

 

普通の仕事だと、こういうことはあまり起きません。仕事では与えた分だけ返ってくるし、優先順位を間違えなければ、相手に足払いをかけられたりもしません。仕事の見返りは、数字や売上にきちっと反映されますが、パートナーシップでは努力しても努力の仕方がマズイ、言い方が良くないなど、思わぬ角度からダメ出しが出て、途方に暮れることもあるでしょう。

 

ただ、仕事をもう少しライフワークに近いものにしていくなら、いずれそこでも似たような問題に直面します。

 

今までやればやるほど結果が出ていたのが、「あれ、方向性を間違えたかな?」とか、「今の自分では不十分だ」、「能力が足りない…」という気分になることが増えてきたりします。

 

それは、「もっと自分らしいやりかたで、勝負しましょう」というサインなのですが、今までの成功法則の延長線上の打開策を講じたりしてしまいがちです。

 

そこで、パートナーの登場です。パートナーは、あなたに無理難題を突きつける相手にしか映らないこともあるでしょうが、本心は、ただつながりたいだけなのです。愛されたいし、愛したいだけなのです。

 

ただ、たいてい「何で私にかまってくれないの?」というメッセージばかりよこすので、仕事で大変なうえに、なぜパートナーにもあれこれ要求を突きつけられて御用聞きをやらされるんだと、怒りたくなる気持ちもわかります。でも、彼女が本当に言いたいのは、

「あなたと私の心の間に距離ができた」ということなのです。もう少し言えば、「あなたは自分の心を置き去りにして生きている」と言いたいのです。

 

心を置き去りにして生きていては、ライフワークに進むこともできませんよね。でも、オープンハートで生きれば、「傷つくリスク」ばかりが増えるのです。前にも言いましたが、そのリスクを怖れていては、「これが大好き!」「君が大好き!」「愛してほしい!」「愛してるよ!」という人生を送ることはできません。

 

ライフワークも、パートナーシップも、突き詰めればハートブレイクに向き合ってハートを取り戻す仕掛けだと言えます。それが最大の共通点です。でも向き合えたら、自分が誰だかわかったり、才能が見えたり、人生の目的がつかめたり、そして愛ある人生が手に入ります。

 

パートナーから逃げたくなる気持ちはわかりますが、実は本当の幸せとライフワークを生きる鍵はパートナーの方向にあるかもしれないと、考え直してみてください。

 

本田健の人生相談『DearKen』パートナーシップ編