本田健の「パートナーシップ」特設サイト

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本田健が、ジョン・グレイ博士から学んでいること

time 2016/04/21

本田健が、ジョン・グレイ博士から学んでいること

こんにちは、本田健です。

ジョン・グレイ博士の来日にあわせて、本田健コラムをお送りしています。2回目の今回は、「本田健がジョン・グレイ博士から学んでいること」というタイトルでお話ししましょう。

最近は、ファーストネームで呼び合う関係になっているので、やや僭越ながら、ジョンと文中でも呼ばせてもらいますね。

ジョンは、パートナーシップの専門家であると同時に、人間関係の専門家でもあります。

男女にかぎらず、人がどうやって関係を持ち、親しくなっていくのかということに関して、膨大な知識と知恵を持っている人です。僕がいつもジョンと一緒にいて感心するのは、このテーマに関してのワクワク感です。彼ぐらい自分の専門分野に熱心で、パワフルに語る人をあまり見たことがありません。それだけ、男女関係(パートナーシップ)というテーマは、彼のワクワクに直結することなのでしょう。ちなみに男女の機微は、世界共通なようです。アメリカでも、中国でも、ロシアでも、アフリカでも同じ悲劇と喜劇が起きているというのがおもしろいところですね。

なぜ、男女がわかり合えないのか、それは、お互いが「自分は正しい」と思っているからだとジョンは言います。

男性には独特の感じ方、行動の仕方があるし、女性もそれは同じです。たとえば、女性は、「あなたは、ちっとも私の話を聞いてくれない!」「私は、必要ないのね」ということをふだんから言いがちです。それにたいして、男性は、「ちゃんと聞いてるよ。君が言うほど、大きな問題じゃないんじゃないの?」「そんな風に感じたら駄目だよ」というかたちで、答えてしまうのです。自分もそういうことを言った覚えがある、という人は多いのではないでしょうか。もちろん、その後どうなるか分かりますよね(笑)。

女性は感情で、男性は理論で考えがちなので、男性が理屈で立ち向かっても、女性に返り討ちにされてしまうのです(笑)。僕も痛い体験があります、、。ジョンから、いろんな話を聞いているうちに、反省するコトしきりです(汗)。

お互いに、男性がどう考えるのか、女性がどう感じるのかを理解するだけでも、相当誤解が減り、ケンカもなくなるのではないかと思います。

こういうことは、小学生ぐらいのときから学んだらいいと思いますが、学校でも家庭でも教わりません。算数や理科も大事ですが、お金と男女関係(パートナーシップ)の科目のほうが将来役に立つと思うんですけどねぇ。あと10年ぐらいすれば、そういう動きもでてくるかもしれません。

ところで、ジョンの本やセミナーの中には、たくさんの言葉の宝石が詰まっています。なかでも「お互いを責めることよりも、許すことにエネルギーをかけよう」というジョンの言葉は、素晴らしいと思います。これは、男女だけでなく、すべての人間関係、会社や国の間の関係にもあてはまるのではないでしょうか。

関係性には、暴力、無関心、イライラ、友情など、いろんな種類のものがあります。自分の人間関係、パートナーシップを見ていくと、関係性のいい人との間には、とってもいいエネルギーが流れています。一方で、うまくいっていない関係には、必ずしも楽しいエネルギーが流れていないことが分かると思います。

僕のセミナーにいらっしゃる方のなかには、なかなかパートナーシップを持てないという悩みを抱えている人も多いようです。「どうやったら、パートナーを見つけられますか?」とよく聞かれます。

この数年間パートナーを持っていない人は、相手との関係をどう持っていいのか分からなかったり、自分に自信が無かったりするために、最初の一歩でつまずいている可能性があります。ケンカしたり、相手のことが嫌いになったり、そういう自分が面倒くさくなるのがイヤで、パートナーシップから遠ざかっている人は実にたくさんいます。このあたりにことをしっかり見ていかないと、仕事に忙しくしているうちに、パートナーを持つことから遠ざかってしまうのだと思います。

なぜ、パートナーを持てないのか、に関しては、また別のコラムでお話ししたいと思いますが、ジョンのいろんな事例を聞いていると、自分のことが立体的に分かってくるから不思議です。

ところで、ジョンの本からたくさんの知識を学べると思いますが、僕は、ラッキーなことに、彼の人柄にふれることで、大きな学びを得ています。

ジョンは、人と接するときには、いつも微笑んでいます。その微笑みは、やさしく温かい感じです。目の前の人を受け入れる包容力というか、オーラにいつも感動してしまいます。どんなメンターもそうですが、その人の人柄に触れて、学ぶということがあります。

僕は、ジョンと親しくなってから、これからは、誰と接するときも、微笑みを忘れないようしようと決めました。ずっとできているわけではありませんが、気がつく限り、やさしく接するように心がけています。

もうひとつ、ジョンが素敵だなぁと思うのは、彼と話したあとの、後味です。食べ物にも後味があるように、その人と会った後、残る空気感というものがあると思います。殺伐としている人と会ったら、その後こちらもイライラしたり、なんか暴力的な気分になることがあります。それは、その人の感情がこちらにも移ってきているからだと思います。

それとは逆に、その人と時間を過ごして別れた後、しばらく楽しくて幸せな感じが続く人がいます。ジョンは、まさしくそういう人です。

その人のことを考えただけで、幸せになってしまう人が僕には何人かいます。竹田和平さんもそのひとりですが、そういう人と実際に知り合って、同じ空間を共有できることは、本当に幸せです。同じ時代に生まれたことを神様に感謝したいぐらいです。

自分がちょっと落ち込んだり、調子が悪いなぁと思ったとき、その人のことを考えただけで、気持ちがアップするような人がいると、本当に助かります。

そんなわけで、僕も最近、自分のまとう空気感について意識するようにしています。まわりをフワッと幸せにすることができたら、こんなに楽しいことはありません。まだまだ修行中ですが、ジョンや和平さんみたいになれたらいいなぁと、本気であこがれています。

このペースで書き出したら、ジョン・グレイから学んだ17のことという本が書けそうですね(笑)。今日は、いったん終わりますが、次回は、パートナーシップがなぜあなたの人生に大きな影響を及ぼしているのかということについて、お話したいと思います。僕も、ジョンと同じで、話し出したらとまらないかもしれません(笑)。

本田健

本田健の人生相談『DearKen』パートナーシップ編