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本田健 恋愛・パートナーシップQ&A④「彼が、プロポーズしてくれません!」

time 2016/05/12

本田健 恋愛・パートナーシップQ&A④「彼が、プロポーズしてくれません!」

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本田健 恋愛・パートナーシップQ&A 
  「彼が、プロポーズしてくれません!」
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<質問>

私は、今の彼氏と付き合って4年目になります。来月35歳になるので、そろそろ結婚したいと考えているのですが、なかなか彼の方がその気になってくれません。こちらから、さりげなく将来のことに話題を振っても、なんとなくはぐらかされることが多いので、このまま付き合っていっても、未来があるのか心配です。でも、彼のことは好きだし、別れるまでの勇気はでません。私は、どうしたらいいのでしょうか?

 

 
<本田健からの回答>

付き合いだして4年というと、そろそろ関係がマンネリ化している頃ですね。どちらかが積極的に動かないと、何も起きない頃です。彼氏は年齢的にも仕事で忙しすぎて、自分からは多分動かないと思います。ということは、この関係を動かすのはあなたということになります。
結婚していても、そうでなくても、もし二人の関係が低値安定してしまって、どこにも進んでいないようなら、どちらか一方が、パートナーシップをとめている問題に真剣に向き合わないと、何も変わりません。たいていは女性の方が先に問題を感知するので、女性の方が主導権を握らなければならないことが多いのです。
恋愛がはじまってしばらく続くロマンスのステージは、お互いのいい所しか見ていない段階です。そのときは、相手のことを運命の人だと感じます。あなたと彼の間にも、そういう時期がありましたよね。

 
付き合って数年経つうちに、倦怠期がやってきます。お互いに、仕事や日常生活に追われ、相手への愛が少しずつさめてきます。結婚したらすべて解決すると思うかもしれませんが、結婚したらしたで今度は仕事に加えて、家事、子育てなどが入ってきます。途端に人生が複雑になって、お互いだけを見つめるという時間が減ってしまいます。ですから、結婚している、していないにかかわらず、二人で関係を深めていく努力を続けないと、愛のある関係を築くことも維持することも難しいのです。
この場合、あなたが勇気をふり絞って彼と向き合わないと、答えが出ないでしょう。いずれにしろ、数年後には、何らかの答えが出ることを考えると、今、向き合ったほうが、後悔がないかもしれません。

 
あなたが二人の関係を次の段階に進めたいと真剣に切り出したら、彼の方もさすがに無視はできないでしょう。そこでちゃんと話を聞いてもらえないようだと、彼はあなたのパートナーにふさわしくないかもしれません。そして、相手が正面からあなたの話に耳を傾けてくれるなら、要求っぽい口調は避けましょう。あなたのことが大切だと彼が思っているのなら、要求を突きつけなくても、次の段階に進むことを考えてくれるはずだからです。
「結婚して欲しい」というリクエストが、男性を一番遠ざけてしまいます。「あなたともっと近くなりたい、もっと一緒にいたい」ということを伝えて、二人の将来のことをどう思っているのか、聞いてみればいいのです。「今、仕事が大事すぎて、結婚はまだ考えられない」という正直な答えが返ってくるかもしれません。そうなったら、この関係は、ここで終了です。
でも、「わかった、僕もそろそろ考えなくちゃいけないと思っていたんだ」と言ってくれるかもしれません。場合によっては、その場でプロポーズされるかもしれないのです。そういう例を今までたくさん聞いたことがあります。

 
一番いけないのは、なんとなくダラダラと今の関係を続けてしまうことです。不倫関係は、特にただの足踏み状態に陥りがちです。一緒に住んで数年経ってしまうと、結婚もしていないのに倦怠期に入ってしまいます。

 
話を切り出す時に、あなたが相手との適度なスペースを尊重できるかというのも、カギになります。相手に考えたり、決断する時間をあげてください。男性は、相手との関係をはっきりさせることに、本能的な恐怖を覚えます。ですから、すぐにいい返事がもらえなくても、相手が逃げ腰になっていたり、いい加減な態度を取っているとは限りません。誠実な人ほどそういう傾向があるのです。本心を伝えたら、ゆっくり待つことも大切です。
パートナーシップは、感動の出会いから始まります。それがいつしか、お互いの悪いところにばかり目がいくようになって、気に入らなかったり、できていないところを相手の「パートナーとしての点数」から引き算するようになってしまいます。そこから、もう一度お互いの素晴らしさを味わって、足し算の関係にもっていくには、どちらかが本当にほしいものを素直に伝えることが不可欠です。

 
彼の答えが「イエス」である保証はありませんが、勇気をもってあなたの気持ちを伝えてみましょう。今パートナーがいる方も、二人の関係を足し算、そしてかけ算にしていきたいのなら、ぜひ素直に、愛してほしいと伝えてみましょう。これほど大事なことはありません。
もし彼の反応があなたの期待したものでなければ、あなたにもっとふさわしい人がいるということです。自分に正直になるという次のステップをとってみましょう。

本田健の人生相談『DearKen』パートナーシップ編